経営者は常に自分を信じて、きっとこれが正しいはずだという道を進み
成功して(生き延びて)きたはすだ。
しかし、ある記事を見るとトレーダーになるには自分を信じてはいけないと書いてあった。
堅調な上昇トレンドになっているから、まだ上がるだろうと買う
そして過信してストップを置かずに寝てしまえば、起きた時には急落していて、大損になっている。
一時的に下がったときも、自分の分析力を信じて、これこれこうだから上がるはずだと確信すれば、
次の日はさらに下がって、見事にロスカットになっている。
これの何がいけないかというと自分の決断を信じたから、このような無残な結果に。
FXにおいて「自分の決断は常に間違う可能性がある」と考えておけば必ず損切りはおくし、逆に置かないと恐い目に合うのは目に見えている。
自分の決断の裏には欲望があり、客観的に見られず自分に有利な見方をしてしまう。
この欲望があるうちは常に「自分の決断は間違っている」という見方を意識しないといけないと思う。
これを意識すると損切りも簡単に出来、世間一般で言われている、いくら稼ぐかという考え方ではなく、いかに損をしないかという考え方でトレード出来るのではないかと思う。
経営者でなくても今まで自分の道を信じて生きてきたわけだが、相場の世界では自分を信じてはいけないというのをつくづく痛感する。
トレードを始める前に「自分は正しい」とは思わず常に間違っているというのを意識しトレードしたいと思う。
実際、今までのトレードで勝率は約6割だ、そう考えるとリスクリワード1:1だと勝っているはずなのに
負けているのは損を認められてない証拠だ。